パークゴルフについて
パークゴルフは、ゴルフと同じ様に芝生のコースで、クラブでボールを打ち、カップインするまでの打数を競い合うスポーツです。パークゴルフ専用のクラブ、ボール(プラスチック製)、ティを使用し、1ホールに3から5の標準打数(パー)で9ホールでパー33に設定されています。
1ホールの距離は、100m以内とし、ボールを入れるホールカップの大きさは直径20cm~21.6cmで中央にピン(旗)が固定されています。若い方から高齢者、女性や子供もいっしょに楽しめる三世代(多世代)スポーツとして利用でき、ホールインワンもねらえます。
コースは、公園や河川敷、遊休地などを利用し、看板とホールのカップを取り去れば、いつでも元の公園にもどせるよう、環境にも配慮しています。
ゲームの始め方
1組3~4人で回ります。スタート順は、1番ホールのみジャンケン等で決めます。2番ホールからは、前のホールの成績がよかった順に打ちます。
【ゲームのすすめ方】
①オナー(最初の打者)は前の組がホールアウト(次のホールヘ移動)したのを確認
↓
②ティグラウンド(スタート位置)から第一打(ティショット)を打ちます。
※ 各ホールの第1打だけは、ティの上にボールを乗せて(ティアップ)打ちます
ティショットのときは、同伴者はティグラウンドの外で静かに待ち、近寄ったり打者
の前に出ないようにします。
パークゴルフの空振りには、ペナルティ(加算される打数)はありません。アドレスで球が動いても1打となりません。ただし、2打目からは1打となります。また、2打目以降空振りで(風圧等)動いた場合も1打となります。
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③全員が打ち終わってからフェアーウェーに出ます。
↓
④ 2打目からは、原則 としてカップから遠いボールの順に打っていきます。
※ スコアは、次のホールへ移動して記入しましょう。
※ ペナルティは、全て2打としています。
パークゴルフのルール
【OB】
・OB区域はプレーが禁止されていて、白杭上部を青色にしてその区域が示されています。
【ボールがOBになったとき】
- OBラインを最後に横切ったと思われる場所から、2クラブ(クラブの長さ2本分)以内でカップに近くならない場所にボールを置いて打ちます。
- ティショットがOBの場合は、1+2で3打となり、次に置きなおしプレースしたボールを打つのは4打目となります。
- OBかどうかは、ボールが止まった位置で判断します。OBラインは隣接する白杭のコース側の2点を地表レベルで結んだ線で決めます。この線にボールが少しでもかかっていればセーフです。
- OBの確認は同伴者にしてもらいます。
- OBゾーンやラインを通過して、フェアーウェーに出て止まったボールはセーフです。
- アドレス時に足がOB区域に入ってもかまいません。
【バンカー】
- ボールが止まった位置でそのまま打たなければなりません。砂をならして打ったり、ラインをなおしたり、溝をつけたりすると、ペナルティが加算されます。
- スタンスをとって足場を固めるのはかまいません。また、アドレス時に、クラブの底を砂につけることも許されています。
- バンカーならしは、動かしたり取り除いてもかまいません。
- ボールを打った後は、次のプレーヤーのために足跡などを消し、きれいにならしておくのがエチケットです。
【水たまり(カジュアルウォーター)】
- 雨などの水たまりは、カップに近づかない位置(その障害をさけうる最もボールの止まっていた場所に近い位置)で、水たまりの外に出すことができます。
- ペナルティは課せられません。同伴者とともにカジュアル・ウオーターであることを確認します。
- バンカーの中の水たまりにボールが入った時もカジュアル・ウオーターとなります。
【障害物】
- プレー中遭遇する全ての障害物(自然物・人工物の区別はない)で容易に動くものは除去してよい。
- 「動かせる障害物」石・木の葉・枯れ草・動物の糞・虫・刈り取られた芝生のような積載物など、地面に固定していない自然物や、バンカーならし・置き忘れた杭・傘・空缶・縄など固定されていない人工物。
- 「動かせない障害物」コースに設置してあるもので、簡単に動かせないもので、樹木などの生長物・樹木の支柱・バンカーならしの支柱・金網・排水溝の蓋・OB杭や花壇の柵などをいう
- 障害物などによってボールが打てないと判断したときは、アンプレヤブル(プレー不能)の宣言をします。2打が加算されますが、ボールが止まっていた位置から、2クラブ以内のカップに近づかないところに置きなおすことができます。ボールが木の上などにある場合は、その真下を基点にして置きなおしプレーします。
【ペナルティ】
- ルール違反や不正をしたり、OBとなった場合などのペナルティは、すべて2打加算。
- 打ったボールが同伴者などのボールにあたっても、ペナルティになりません。動かされたボールは元の場所にもどします。自分のボールはそのままにして、止まった位置からプレーを続けます。そのとき、動かされたボールがたまたまカップインしても、止まっていた元の場所にもどします。また、その逆に自分のボールがカップに入ったときは、カップインとなります。
- うっかり同伴者のボールを打った場合ペナルティで2打加算となります。同伴者のボールは元の位置にもどします。
- 自分の打ったボールがまだ動いているうちに故意に止めたり、動いているボールを打つこともペナルティとなります。
- ボールが無くなったときは2打加算となります。
【マーク】
- 第2打以降で同伴者のボールがじゃまになった場合、マークして一時的に取り除いてもらえます。
- マークするときは、原則としてホールカップとボールを結ぶ線上で、ボールのすぐ後ろに目印を置いてから、ボールを取り除きます。ボールを取り除いてからマークするのはいけません。かならずボールマーカーを先に置きます。
- カップから2クラブ以内の距離は自発的にマークするか、先にカップインすることも出来ます。
技術よりマナー
- パークゴルフは、みんなが楽しめるように考え、技術よりもマナーやエチケットを優先したゲームです。
- ほかの人が打つ姿勢にはいったときは、静かにし、ボールの近くや前後に立ったり横切ったり、相手のライン(ボールとカップを結ぶ線)を踏んだり、だらだらプレーをしないなどを守りましょう。
- 前の組のプレーが終わっていないのにボールを打ったり、むやみに素振りをするなど、危険なことは慎みましょう。
- コース周辺の樹木や芝生を大切にし、ゴミなどを捨てたりせず、きれいな環境でプレーを楽しみましょう。
- 当施設は、健康増進の観点から敷地内禁煙となっております。禁煙には加熱式タバコ・電子タバコも含みます。
- 芝生や樹木を大事にしましょう。
- 長時間待たせたり、コースを詰まらせたりしないよう、全員がカップインしたらすぐに次のホールへ移動しましょう。スコアはホールアウトしてからつけましょう。
- お子様づれでプレーを楽しむときは、親子で1個のボールをかわるがわる打ってみましょう。お父さんがティショットを打つと、第2打はお子さんが、第3打はまたお父さんというようにすると、後ろの組に迷惑をかけることもなく、スムーズにコースを回れます。
- 万が一、前方や隣りのコースのプレーヤーやギャラリーのほうにボールが飛んでしまったときは、すぐに「フォアー」と声をかけて、危険を知らせましょう。